小さい時からサッカーをしており、いつかプロ選手になりたいっていう夢を抱いて取り組んで、大学も当時関西No.1の阪南大学に進学をしました。しかし、家庭の事情により退学を余儀なくなりまして、地元の愛媛に帰ってきました。その帰ってきた年に愛媛FCがJ2に昇格を決め、プロテストも受けましたが、落選し、愛媛大学の夜 間に入学し直しました。大学ではサッカー部に入るのが困難だったため(夜間生だったので)、大学のサッカー部には入らず社会人チーム(当時四国リーグのチーム)に入りサッカーをしていましたが、プロとしてサッカーをしていくという考えは薄れていき、サッカーに携わる仕事がしたい!という考えになり、その中でJリーグチームで働きたい!と思うようになり、友人や先輩・後輩のJリーガーを頼り、紹介や面接などさせてもらったのですが、 見事に不採用ばかりで(笑)どうしようかと思っていた時に、当時アルバイトをしていた飲食会社のマネージャーから社員採用の打診がありまして、お世話になるようにしました。
Jリーグチームで働きたいと思う傍ら、経営学を学んでおり、いつか経営者にもなりたいってのがあったので、現場を経験しないと経営者にはなれない!と思い、お受けしました。

その会社で10年勤めさせてもらい、10年表彰を受けた時に
「このまま会社員として働くべきなのか?自分のやりたいことは何なのか?」
と考えた時に
「今からプロは無理でも、自分の好きなサッカーと飲食を取り入れた何かができないか?」
と考えた時に、愛媛にはスポーツバーみたいなところはあるけど、スポーツ居酒屋というスタイルはないので、そのスタイルでやろうと思いました。
そして、コンセプトとしては
「飲食を通じて愛媛のスポーツを盛り上げる」
という方針になりました。

『しゃかりき家』という店名にした由来は、まずポジティブで方言っぽくて松山にない店名をつけたいってのがありました。
正直、しゃかりきは方言ではないですが、お店をオープンした時期がコロナ禍だったので、自分自身しゃかりきにやって、皆さんを笑顔にしたいって想いで「しゃかりき」とつけました。
しゃかりきに「家」をつけたのは、いつでもみんなが家のような感覚でお店に来てもらえたらと思い「しゃかりき家」にしました。